私の彼氏はおデブさん
やっぱり好きだ。凄く好き。






藤崎君は相変わらず無愛想だし素っ気ないけど。






(……それでも良いかも)







「藤崎君」


「……何?」


「くっ……くるじい……」






私の苦しそうな言葉に、ぎゅっと強く抱きしめたまま藤崎君は少しの間返事をくれず。





私がバンバン!と両腕を叩くとやっとはなしてくれた。







「ごめん、つい」


「いや、大丈夫だけど……」







改まって話すと緊張する……。





顔が見れないし、何を話したら良いのか分からない……。
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