私の彼氏はおデブさん
そのまま映画が終わって、映画館からバス停までの夜道を四人で帰っていても、藤崎君は赤ら様に機嫌が悪いままだった。
イライラオーラが出ているから、怖くて話し掛けれない。
「じゃあ、俺と洸太はあっちのバス停だから。また明日、学校で」
「マコちゃん、バイバァ〜イ!」
清武君が微笑みながらそう言った言葉に対して、相沢さんが明るく手を振るのに一緒になって振ると、清武君と藤崎君は私達から離れて行く。
すると、私と二人になった途端に相沢さんが真顔で言った。
「涼花、お前バカか。更に嫌われてどうすんの?」
「だって……手汗かいてたから……」
「だってもクソもねぇんだよ!!折角私がナイストスを打ち上げてやったんだからよぉ!!アタック決めろよぉ!!藤崎とヨリ戻したいだろ!?」
「うん……」
熱く語る相沢さんに大人しく頷くと、相沢さんは真剣に続けた。
「私さ、青ちゃんの事で涼花と色々会った時に、涼花の事疑っちゃった事、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいなんだ……だから罪滅ぼしってわけでもないんだけどさ、涼花には幸せになって欲しいわけ。涼花が藤崎を好きなら、私応援したいの……」
「相沢さん……ありがとう」
(こんな風に思ってくれて、協力してくれたのに。私は台無しにしてしまった……藤崎君から更に嫌われるような事をしてしまった)
イライラオーラが出ているから、怖くて話し掛けれない。
「じゃあ、俺と洸太はあっちのバス停だから。また明日、学校で」
「マコちゃん、バイバァ〜イ!」
清武君が微笑みながらそう言った言葉に対して、相沢さんが明るく手を振るのに一緒になって振ると、清武君と藤崎君は私達から離れて行く。
すると、私と二人になった途端に相沢さんが真顔で言った。
「涼花、お前バカか。更に嫌われてどうすんの?」
「だって……手汗かいてたから……」
「だってもクソもねぇんだよ!!折角私がナイストスを打ち上げてやったんだからよぉ!!アタック決めろよぉ!!藤崎とヨリ戻したいだろ!?」
「うん……」
熱く語る相沢さんに大人しく頷くと、相沢さんは真剣に続けた。
「私さ、青ちゃんの事で涼花と色々会った時に、涼花の事疑っちゃった事、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいなんだ……だから罪滅ぼしってわけでもないんだけどさ、涼花には幸せになって欲しいわけ。涼花が藤崎を好きなら、私応援したいの……」
「相沢さん……ありがとう」
(こんな風に思ってくれて、協力してくれたのに。私は台無しにしてしまった……藤崎君から更に嫌われるような事をしてしまった)