私の彼氏はおデブさん
だんだんと顔を近づけてきて、上から覗き込むように見下ろしてくる。






(え……何だろう。そんなに見られたらまた緊張するんだけど……)







「やっぱキスして良い?」


「ええっ!?」


「そんなベッドで寝られてたら、我慢もきかなくなるんだけど」


「がっ……」





(我慢って……。我慢してたの?というか、何か私が自分からベッドに寝たみたいな言い方だけど、寝かせたのは藤崎君だよ……)






急な事を言われて私は目を見開いたまま体中を熱くしつつ、近づいてくる藤崎君の顔を凝視した。



のも束の間……。





部屋のドアが突然開くと、藤崎君と同時にドアの方へ顔をむけた。
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