私の彼氏はおデブさん
「そんな事ないよ! 私、相沢さんの事……大好き。いつもありがとう」


「涼花、あんたってマジ……良い子だわ。私も大好きだしー!!」





相沢さんが涙ぐんで抱きついてくると、横から玉川君のボソッと呟く声が聞こえてくる。






「女同士って良いよな……」

「何か言った? 青ちゃん」

「いや何も……」

「それより涼花、藤崎にちゃんとフォローしときな! また嫌われないように!」





(相沢さんの言う通りだ……藤崎君にちゃんと謝っておこう)





「うん、そうする」





頷くと、私は深瀬さんの事を考えた。

いつ付き合って良いって許可してもらえるのか分からないけど、……これで良かったよね……?


答えは、まだ誰にも分からない。
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