私の彼氏はおデブさん
21
* * *
9月が終わり、今日から10月。
あれから藤崎君の言っていたような心配する事もなく、高校生活が平和に過ぎていた。
高3の私達は就職活動や大学受検の為に忙しいけども。
それも平和の内に入る。
「涼花ぁ、藤崎とはどうなってんの? まだ付き合わないつもり?」
前の席に座ったまま後ろを振り向き、相沢さんは席で本を読んでいた私に話しかけてくる。
二週間以上経っても一向に進展しないから、心配してくれてるのかもしれない。
(やっぱり相沢さんは優しい……)
9月が終わり、今日から10月。
あれから藤崎君の言っていたような心配する事もなく、高校生活が平和に過ぎていた。
高3の私達は就職活動や大学受検の為に忙しいけども。
それも平和の内に入る。
「涼花ぁ、藤崎とはどうなってんの? まだ付き合わないつもり?」
前の席に座ったまま後ろを振り向き、相沢さんは席で本を読んでいた私に話しかけてくる。
二週間以上経っても一向に進展しないから、心配してくれてるのかもしれない。
(やっぱり相沢さんは優しい……)