私の彼氏はおデブさん
「相沢さんは、本当に良い女なんだよ!! 玉ちゃんと付き合ってる時は、玉ちゃんを凄く幸せそうな笑顔にさせてた! 玉ちゃんにあんな顔させれるのは相沢さんしかいない!」
「でもふったのは玉川の方だろ?」
「そうだ! それもこの橘のせいだっ!!!」
(えっ……?)
洸ちゃんの言葉に対して、答えながらミヤビちゃんが私を指差すと、私はごくっとツバを飲む。
ミヤビちゃんの目はいつのまにかうるうると潤んで、その綺麗な涙は宝石のよう。
「橘が現れなかったら、あの二人は別れなかった!!」
「ミヤビちゃんは、玉川君のことが好きなんでしょ……? 相沢さんと玉川君に別れて欲しくないって思ってたの? 自分が付き合いたいって思わないの?」
「見つめる事だって愛だろ!! 私が玉ちゃんを幸せに出来るなんて初めから思ってない!! 玉ちゃんをあんな風に笑顔に出来るのは相沢さんなんだよ!! だから二人には別れて欲しくなかった……」
手を下ろして俯くミヤビちゃんが、急に大人しくて可憐な女の子に見えてくる。
(私だって、二人には別れて欲しくなかった。優希ちゃんに悲しい想いをして欲しくないから)
けど、もう状況は私達の望むものとは違う方向へ変わっていってる。
「でもふったのは玉川の方だろ?」
「そうだ! それもこの橘のせいだっ!!!」
(えっ……?)
洸ちゃんの言葉に対して、答えながらミヤビちゃんが私を指差すと、私はごくっとツバを飲む。
ミヤビちゃんの目はいつのまにかうるうると潤んで、その綺麗な涙は宝石のよう。
「橘が現れなかったら、あの二人は別れなかった!!」
「ミヤビちゃんは、玉川君のことが好きなんでしょ……? 相沢さんと玉川君に別れて欲しくないって思ってたの? 自分が付き合いたいって思わないの?」
「見つめる事だって愛だろ!! 私が玉ちゃんを幸せに出来るなんて初めから思ってない!! 玉ちゃんをあんな風に笑顔に出来るのは相沢さんなんだよ!! だから二人には別れて欲しくなかった……」
手を下ろして俯くミヤビちゃんが、急に大人しくて可憐な女の子に見えてくる。
(私だって、二人には別れて欲しくなかった。優希ちゃんに悲しい想いをして欲しくないから)
けど、もう状況は私達の望むものとは違う方向へ変わっていってる。