私の彼氏はおデブさん
そのままLINEを見ると。




……あ、メッセージ来てる。




『居残りになった。先帰ってて』って……。




気づかなかった……。






「連絡きてました……」


「あはは、橘さんおっちょこちょいだね〜」





うう……恥ずかしい。



でも清武君の笑顔にはやっぱり癒されるというか、女の子を惹きつける魅力というものがあるなぁ。





「清武君……マジ神」

「清武先輩、お持ち帰りしてぇ……」

「清武先輩を犯し、いや、撫で撫でしたい……」






まだいる四人の内三人がそれぞれうっとりしながらそう呟くと、私は額に冷や汗を滲ませた。





「清武君! 最近相沢さんと仲良いよね。もしかして付き合ってるのー?」





黙っていた一人の子がちゃかすように尋ねる光景には、言葉も出なかったけども。
< 360 / 373 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop