私の彼氏はおデブさん
両頬を挟まれて顔が潰れたまま、私は恥ずかしくなって玉川君からチラッと目を逸らす。




「あ、また!目見ろよ!」


「ふぁって(だって)……」


「だっても糞もあるか!」





怒られてそっと視線を戻してみると、玉川君は何故かむくれていた。





機嫌が悪そうにつり上がった目、低い声。





「で、優希が何?」
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