私の彼氏はおデブさん
(怒らせてしまった。怒らせてしまった、私。そういえば、玉川君も怒ったら怖かったんだっけ……)




緊張してかいていた汗が、今度は冷や汗に変わる。





「ふぁ、ふぁんでーしょん(な、何でもないよ)……」


「あ?俺言いかけといて言わないのって嫌いなんだけど」


「しゅいまえん(すいません)……」





怖すぎる。




ブラック玉川怖すぎる。




もう、こうなったら聞くしかない。




目をぎゅっと閉じて、私は尋ねた。





「たわたわ君って、……」





と、その時。




玉川君の言葉が重なった。






「いいよ、言わなくて。優希に聞けって言われたんだろ?聞かれなくても何の事か予想つくし」
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