私の彼氏はおデブさん
11
「洸ちゃん。ありがとう」
保健室を出た後、洸ちゃんに手を引かれるがまま私が入ったのは、2-Aの教室だった。
今は水泳の授業中だから、2人以外誰もいなくて静かだ。
開けっ放しにされた窓から風が吹いて、ゆらゆらと揺れているカーテンを私は見た。
でも洸ちゃんが話し出すと、視線を洸ちゃんへ戻す。
「その呼び方やめて。もう付き合ってないんだし」
洸ちゃんはそう言うと、教室を出ていこうとする。
保健室を出た後、洸ちゃんに手を引かれるがまま私が入ったのは、2-Aの教室だった。
今は水泳の授業中だから、2人以外誰もいなくて静かだ。
開けっ放しにされた窓から風が吹いて、ゆらゆらと揺れているカーテンを私は見た。
でも洸ちゃんが話し出すと、視線を洸ちゃんへ戻す。
「その呼び方やめて。もう付き合ってないんだし」
洸ちゃんはそう言うと、教室を出ていこうとする。