野球してる君が大好きです。
私が学校に着くと。

「帆乃香⁉︎大丈夫⁈」
胡桃がやってきた。

「うん…、少しえらいだけ…」
「少しには見えないよ⁉︎」
「大丈夫。本当に少しだけだから」
「えらかったらいつでも言ってね?」
「うん、ありがとう…」

私はえらいながらも
なんとか教室に入れた。

「帆乃香⁉︎」
寿也くんは
私がフラフラしてるのに気づき
すぐに駆けつけてきてくれた。

「寿也、くん…」
私は息切れしながらも
がんばって席につこうとした。

そこに寿也くんがきて。

「カバン持つよ。俺の肩につかまって」
「ありがとう…」

私は言われた通りにした。

私が熱が出ているのに
学校に来ることは初めてだった。
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