野球してる君が大好きです。

ちよこれいと*

胡桃と出かけて、
結城からプレゼントを貰った
あの日から4日後。


今日は日曜日。
胡桃と一緒にチョコレートを作る日だ。

私は材料などを持って
胡桃の家まで行った。

(ピーンポン

胡桃の家のチャイムを鳴らす。


「はーい」
ドアが開き、出てきたのは…

「あれ、君は‼︎」
「将人さん‼︎」

すごく誠実そうな胡桃のお兄さんの
梅澤 将人(うめざわ まさと)さんだった。

「あ、胡桃、待ってるから上がって」
「はい、お邪魔します」

そう言われ、私は中に入る。


「帆乃香ぁぁ」
胡桃が抱きついてきた

「わ、胡桃…」
私は苦笑した。
胡桃は私から離れた。

「いらっしゃい‼︎」
「うん、あ、材料持ってきたよ‼︎」
「ありがとう!」

私たちはキッチンに向かい
準備をした。


「その服きてきたんだ」
「うん‼︎」
「やっぱり、可愛い」
「やめてよー‼︎」
「またまた、恥ずかしがっちゃって‼︎」

胡桃はやっぱり、からかってきた。

準備も終わり、
私たちはチョコレート作りを、始めた


私は結城に本命チョコをあげる。
胡桃は…

「私、寿也君にあげる」
と、言っていた。


胡桃は寿也くんに
本命チョコをあげるようだ。


私たちは協力しながらチョコを作った。

「ふぅ、完成‼︎」
胡桃はそう言って私にチョコを見せた。

「美味しそう‼︎」
私も作ったものを見せた。

「ほんと帆乃香はなんでもできるよね」
胡桃にそう言われたけど、
そんな自覚はなかった。


「ありがとう」
「んじゃあ、これは、明日渡そう‼︎学校終わったら公園集合ね‼︎」

そういった胡桃は
チョコを冷蔵庫の中に入れた。

「じゃあ、私、帰るね」
「うん、ばいばい‼︎」

それを聞いてから私は
胡桃の家を出た。
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