野球してる君が大好きです。
「おかえりなさいませ」

結城のその言葉も
聞かずにすぐに部屋に入る。

私は気づかなかったが、
結城は何かを持っていた。

私は急いで着替える。

なぜなら、今日は
久しぶりに結城と出かけるからだ。


結城からのプレゼントを身にまとい
部屋から出た。



勢い良く出てしまい、
誰かとぶつかってしまった。
私は体勢を崩し
後ろから倒れそうになった。


「帆乃香‼︎」
結城はそう言って支えてくれた。



(いま……よ、呼び捨て…///)

そのドキドキと
顔が近いのもあって
私は思わず目を逸らしてしまった。



「申し訳ございません…」
「だ、大丈夫よ…///」

私の顔は次第に熱くなる。

「やはり、お似合いです。私、すごく嬉しいですよ。お嬢様」
「あ、ありがとう…///」

好きな人にそう言われて
私はすごく嬉しくなった。


「さて、準備もできたので…行きましょうか‼︎」

そう言って私の前に立った。

「今日は帆乃香が主役だ。思う存分楽しもう…///」

結城の慣れない口調で喋る様子。
とても…可愛い…///

(普段はあんなにかっこいいし、頼れるのに、こんな可愛いところもあるのね…///なんか、新鮮…///)

私はそんなことを思いながら
結城の後ろについて行った。
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