野球してる君が大好きです。
高校入学と同級生の執事。
2人きりででけたあの日も
短かった春休みも
もう終わり。
私は今日から
鳴澄河高校1年生だ。
私は新しい制服を着て
結城の部屋に行く。
(こんこんっ
「ゆ、結城!入るわよ」
「はい」
私はその返事を聞いてから
部屋に入る。
その時、
結城の顔がまたぱーっと赤くなる。
「ゆ、結城?」
「は、はい⁉︎」
「大丈夫?熱…」
私はその続きを言おうとしたけど、
結城の言葉にかき消された。
「大丈夫でございますよ‼︎」
いつもとは違う。
少し慌てた声。
「結城…?」
私はそう言った。
その後に、結城は少し遅れて答える。
「…ほんとに、熱などないですから…」
少し落ち着いた声。
そして、優しく笑う。
その瞬間ドキッとする。
またこの笑顔…。
もう、何回見ただろうか。
そんなにも愛しい人の
優しい微笑みを。
「それより、お似合いでございますね」
「ぇ…」
「すごく、大人っぽくて…」
続きを言う結城の顔は
少しずつ赤くなる。
そして、目線を逸らし
恥ずかしげに言った。
「綺麗でございます…」
そんなことを言われるのは
初めてで。
すごく嬉しかった。
好きで仕方がない。
今すぐに伝えたい。
でも…。
私は父から何も聞いていなかった。
結城が鳴澄河高校に入学することを。
それに気づいたのは…
結構先だ。
短かった春休みも
もう終わり。
私は今日から
鳴澄河高校1年生だ。
私は新しい制服を着て
結城の部屋に行く。
(こんこんっ
「ゆ、結城!入るわよ」
「はい」
私はその返事を聞いてから
部屋に入る。
その時、
結城の顔がまたぱーっと赤くなる。
「ゆ、結城?」
「は、はい⁉︎」
「大丈夫?熱…」
私はその続きを言おうとしたけど、
結城の言葉にかき消された。
「大丈夫でございますよ‼︎」
いつもとは違う。
少し慌てた声。
「結城…?」
私はそう言った。
その後に、結城は少し遅れて答える。
「…ほんとに、熱などないですから…」
少し落ち着いた声。
そして、優しく笑う。
その瞬間ドキッとする。
またこの笑顔…。
もう、何回見ただろうか。
そんなにも愛しい人の
優しい微笑みを。
「それより、お似合いでございますね」
「ぇ…」
「すごく、大人っぽくて…」
続きを言う結城の顔は
少しずつ赤くなる。
そして、目線を逸らし
恥ずかしげに言った。
「綺麗でございます…」
そんなことを言われるのは
初めてで。
すごく嬉しかった。
好きで仕方がない。
今すぐに伝えたい。
でも…。
私は父から何も聞いていなかった。
結城が鳴澄河高校に入学することを。
それに気づいたのは…
結構先だ。