野球してる君が大好きです。
冨樫 陽斗(トガシ ハルト)*
昨日の入学式の時に
みんなで自己紹介をした。
そこで私はある男子に出会う。
まるで、結城のような男の子。
『冨樫 陽斗』くんだ。
名字は全然違うけど、
名前、雰囲気、声、顔。
顔は特に笑顔が似ている。
満面の笑顔も似てるし、
苦笑も微笑も…
どんな笑顔も
どっからどう見ても、結城だった。
(べ、べつに、冨樫くんと、結城は関係ないもんね……?)
でも、なんだろう、この違和感は…。
なんで、会ったばかりの人に…
こんなにもドキドキしてるの……?
私が好きなのは…
結城だけなのに……。
「鳥羽さん…?」
誰かに声をかけられた。
「はい…?」
私は振り返る。
そこに立っていたのは
冨樫くんだった。
でも、一瞬、結城に見えたのは
どうしてなのだろうか?
「こ、これ、プリント」
冨樫くんは、恥ずかしそうに話す。
「あ、ありがとう…」
「学級委員、よろしく」
「ぇ…と、冨樫くんもでしょ?」
私は苦笑する。
「あはは、そうだね」
そう言った冨樫くんも苦笑する。
なんてかっこいいのだろうか。
私は結城にしか恋をしていないのに、
なんで、こんなにも
ドキドキしてしまうのだろう…。
「そ、そうだ。連絡先交換しない?」
私は聞いてみる。
「うん、アドレス教えて?
あと、ケー番も」
「うん、わかった」
私は紙に書いて渡す。
「ありがとう。俺、メール送る」
そう言って冨樫くんは
スマホを操作する。
慣れたあの手つき。
手も似てる。
立ち方も似てる。
そんなことを思って毎日が過ぎて行く。
アドレスなども交換して、
登下校も同じ。
最近、ずっとこんな感じだ。
(ほんと…似てる…)
みんなで自己紹介をした。
そこで私はある男子に出会う。
まるで、結城のような男の子。
『冨樫 陽斗』くんだ。
名字は全然違うけど、
名前、雰囲気、声、顔。
顔は特に笑顔が似ている。
満面の笑顔も似てるし、
苦笑も微笑も…
どんな笑顔も
どっからどう見ても、結城だった。
(べ、べつに、冨樫くんと、結城は関係ないもんね……?)
でも、なんだろう、この違和感は…。
なんで、会ったばかりの人に…
こんなにもドキドキしてるの……?
私が好きなのは…
結城だけなのに……。
「鳥羽さん…?」
誰かに声をかけられた。
「はい…?」
私は振り返る。
そこに立っていたのは
冨樫くんだった。
でも、一瞬、結城に見えたのは
どうしてなのだろうか?
「こ、これ、プリント」
冨樫くんは、恥ずかしそうに話す。
「あ、ありがとう…」
「学級委員、よろしく」
「ぇ…と、冨樫くんもでしょ?」
私は苦笑する。
「あはは、そうだね」
そう言った冨樫くんも苦笑する。
なんてかっこいいのだろうか。
私は結城にしか恋をしていないのに、
なんで、こんなにも
ドキドキしてしまうのだろう…。
「そ、そうだ。連絡先交換しない?」
私は聞いてみる。
「うん、アドレス教えて?
あと、ケー番も」
「うん、わかった」
私は紙に書いて渡す。
「ありがとう。俺、メール送る」
そう言って冨樫くんは
スマホを操作する。
慣れたあの手つき。
手も似てる。
立ち方も似てる。
そんなことを思って毎日が過ぎて行く。
アドレスなども交換して、
登下校も同じ。
最近、ずっとこんな感じだ。
(ほんと…似てる…)