野球してる君が大好きです。
(また、悲しませちゃったかな……)
私は教室に向かう。
また足が重く感じる。
陽斗の席は前なのに
なぜか、もっと遠い気がする。
私が教室に入る前、
誰かに声をかけられた。
「あ、あの!」
「はい?」
「えと、私、隣のクラスの
金山 千英李(かなやま ちえり)といいます‼︎」
「金山さん…」
「は、はい!と、鳥羽帆乃香さんですよね」
「は、はい…」
隣のクラスなんて行ったことないけど…
なんで……
「あの、三吉先輩のこと、どう思ってるんですか?」
「み、三吉先輩⁈優しい人だなって…」
「す、好きなんですか?」
「いや、好きじゃないけど……」
「はぁ…、よかったぁ…」
彼女の安心した顔を見て、
私は気がついた。
(三吉先輩のこと、好きなんだ…)
「ごめんね、わざわざ」
「いいんだよ」
「あのね、私…三吉先輩のこと、好きなの…」
「うん」
「それでさ、告白したいんだけど…今日の昼休みって空いてるかな?三吉先輩」
私はいっしゅん
ギクッとなった。
「え、えと…よ、用事があるとかなんとか…言ってた」
私は嘘をついた。
「そっか。また、何か聞く時はよろしくね!」
そう言って彼女は教室に入る。
(昼休みに私と会うなんて言えないよぉ)
私は教室に向かう。
また足が重く感じる。
陽斗の席は前なのに
なぜか、もっと遠い気がする。
私が教室に入る前、
誰かに声をかけられた。
「あ、あの!」
「はい?」
「えと、私、隣のクラスの
金山 千英李(かなやま ちえり)といいます‼︎」
「金山さん…」
「は、はい!と、鳥羽帆乃香さんですよね」
「は、はい…」
隣のクラスなんて行ったことないけど…
なんで……
「あの、三吉先輩のこと、どう思ってるんですか?」
「み、三吉先輩⁈優しい人だなって…」
「す、好きなんですか?」
「いや、好きじゃないけど……」
「はぁ…、よかったぁ…」
彼女の安心した顔を見て、
私は気がついた。
(三吉先輩のこと、好きなんだ…)
「ごめんね、わざわざ」
「いいんだよ」
「あのね、私…三吉先輩のこと、好きなの…」
「うん」
「それでさ、告白したいんだけど…今日の昼休みって空いてるかな?三吉先輩」
私はいっしゅん
ギクッとなった。
「え、えと…よ、用事があるとかなんとか…言ってた」
私は嘘をついた。
「そっか。また、何か聞く時はよろしくね!」
そう言って彼女は教室に入る。
(昼休みに私と会うなんて言えないよぉ)