微熱で溶ける恋心


全くいい大人のくせに困った甘えただ、と思ったタイミングで、


「お前がいないと寂しい」


飯食わなくなるかも、と呟く。




「それはやめて」


「だって今だってお前に会うために忙しくても来てるようなもんだもん」


本当は食事の時間も惜しいよ、と肩を竦め、


「ずっと側にいてよ」


そのままスマートに私の首筋に唇を当てる。





「逸平・・・」


「ごめんな?」


唐突な謝罪に首を傾げると、彼は視線を合わせ、






















「好きなんだ」











ごめんな、もう、我慢できない、と再度謝罪を口にした。









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