微熱で溶ける恋心
もう限界、という寸前の所で、
「やっぱ無し、とかやめてね?」
太股の裏を強引に持ち上げ、そのままゆっくり挿入された。
久々の感覚に顔を歪めると、
「そのご無沙汰感最高」
嬉しい、とキスを落とす。
前回とは異なる、愛の籠もった律動にぎゅっと目を瞑ると、
「こっち見てよ」
右手が頬に滑り落ちる。
「恥ずかしい」
「なんで」
「だって・・・」
口ごもると、
「恥ずかしいとか吹っ飛ぶくらい良くしてやるから」
その言葉通り、散々泣かされ、彼が満足する頃には喉がカラカラだった。