この恋の結末【短編:完結】
……彼からの深い愛の言葉に
胸が熱くなる。
もう二度と会えないと諦めていたのに
6年後私達は再会した。
その後養子に出されて
名字が『千住』から『大河内』に
変わっていた事や
茶髪でコンタクトだったのが
黒髪で眼鏡姿になっていたけど
『…ミリア、やっと会えたね…。
俺はキミに会いたかった。』
この一言で私の涙腺は
あっと言う間に崩壊して
あの日母親を
結局突き飛ばして逃げた事で
身体の関係もなければ
今は全く会ってないと聞かされ
『…中学生とわかっていながら
本当はキミが好きだった。
高校生になるのを待ってから
告白したかったんだ…。
……もう、逃がさないし、離さない。』
そう言って
翌日から与えられ続けた
あなたからの猛烈なアタックは
溶けてしまいそうなほど
嬉しくて嬉しくて堪らなかった。