いつだって。


「ごめんお姉ちゃん。
今日は戻って」

「でも...っ」 「お願いだから」

「...分かった...」

ドア越しから聞こえる
お姉ちゃんの悲しそうな声。

きっとお姉ちゃんのことだから
申し訳ない顔をしているんだと思う。

でも今のあたしに
そんな余裕なんてない。
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