いつだって。


振り返って
首を傾げる美花。

「好きだったよ、大好きだったよ。
本当に心から」

「......っ」

「じゃあな」

俺は美花に背を向けて
歩き始めた。

「...ばかぁ...っ」

街には美花の泣き声が
しばらく響いていた...。
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