いつだって。


~拓海side~

午後の授業を他の先生に任せてまで
俺は可菜のところに行く羽目になった。

「ごめんごめーんっ」

時刻は夕方の4時。

「お前…
何時間待たせりゃ気が済むんだよ」

昼からずっと街の噴水広場で待たされていた俺は既に限界だった。

「ちょっと用事が入っちゃって!」
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