いつだって。


あたしは何度も謝った。

だけど、それでも
拓海は微笑みながら
首を横に振った。

「美愛がいる…
それだけでいい。
それだけで…もう十分だよ…」

「…拓海…っ」

あたしが持っている手紙に
気が付いて驚いた様子の拓海。
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