車内恋愛。
着いたのは、オシャレだけど、大人すぎない雰囲気のイタリア料理のお店。



「おしゃれ…。」

「何食べる?色々あるよ。」

サッとメニューを見せてくれる旬さん。

「どれも美味しそう…。こんなのめっちゃ迷います…。」

「いいよ、悩んでくれても。」

パスタにしよっかな。その中でも沢山味がある。悩むな〜。

「俺は決めた。」

「え、早っ!何ですか?」

「このパスタ。で、前菜バイキングとデザートついてくるみたいだから、これでいいかなって。」

「え、前菜バイキングとデザート!?」

「ちょ、喰いつきすぎ。」
私の喰いつきの速さに笑う旬さん。

「あ、書いてた!見落としてました。じゃあ、私はこのパスタで…そうします!決まりっ!」

「もう、本当に面白いな。あ、すいません。」

店員さんが来て、頼む。


「前菜バイキングはあちらになります。では、ごゆっくりどうぞ。」

「未玖、先に取ってきていいよ。荷物見てるし。」

「いいんですか?じゃあ…お先に取ってきます!」


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