車内恋愛。
「デザートになります。」

「ありがとうございます。」

メインを食べ終え、最後のデザート。
ケーキとアイスが一つのお皿に盛られている。

「目がすごい輝いてんじゃん。」

「だって、美味しそうだから、つい…。」

美味しそうな食べ物があるから、緊張が和らいでるのかもしれない。
デザート、ありがとう!!笑


「未玖は来年からどこで働くんだっけ。」

「銀行です。窓口のお姉さんになります。」

「ってことは、ずっと大阪?」

「…なはずです。関西での採用なので。自宅から一時間半以内ところで勤務ってことになってるから、大阪…かな、と思ってます。」

「そうなんだ。まあ、大阪に住んでるし、その可能性が高いだろ。」

「と、信じてます。旬さんは一人暮らしってことですよね?家はどこらへんなんですか?」

「一人暮らし。未玖が住んでるところの隣の市。」

「へぇ〜。一人暮らしってすごいですね。私には無理です。」

「大学入ってすぐの頃は自炊せずにカップ麺とか、お惣菜買って食べてたかな。」

「健康に悪いですよ?楽ですけど。」

「まあ、今は自炊してるよ。」


美味しいご飯を食べながら、お互いのことを聞いて、話して、、、

時間はあっという間に過ぎる。



教習のときには見れなかった表情。




新たに旬さんのことを知れて、嬉しい。






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