車内恋愛。
「あ、俺が出すからいいよ。」

「え、でも。」

「俺、社会人だし。出させて。じゃあ、これでお願いします。」

「ありがとうございます…。」


全部出してくれた旬さん。


カラン…

お店を出る。


「ありがとうございました!すごく美味しかったし、お腹いっばいになりました。ここに連れて来て下さってありがとうございます♬」

「ここに連れて来て良かった。本当に美味しそうに食べてたし。」

「だって、本当に美味しかったんですもん!…あ!」

私は足元の石につまづいた。

やばい、転ける!






ーポスッ






あれ?

転けてない。


それどころかあったかい。




「ほんと、危なっかしいな〜。」

「え、あ、……」


私は旬さんの胸の中にいた。


「あ、すいません…」

と離れようとすると、、、



ぎゅっ。




< 108 / 140 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop