車内恋愛。
「おーい。何、隠れてんの。」

「ありがとうございます…。」

お店を出ると、もう夜で暗くなってた。


「恥ずかしくて…私の代わりにモッピーが旬さんと話します。」

「ぷ。何それ。もう、サイコーだわ。」

だって、嬉しくて。
恥ずかしくて。

顔を見れない。


ポンっ。


もうこれに弱い。

旬さんに頭をポンッてされると、幸せ感じる。


「本当はキスしたいけど、人いっぱいいるからまた後で。」

「……!!!」



なんでこの人はこんなにも私をキュンとさせるのが得意なんだろう。



「ほら、そろそろパレード始まるし、行こ。」

「あ、はい!!」


スッと手を繋いでくれる。

旬さんの温もりを感じる。


それが私を安心させてくれるんだ。


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