車内恋愛。
「よし、じゃあ席変わりましょ。」
「はい!」
運転席に乗り込む前に…
車の前と後ろの確認。
いつも瀬口先生に言われること。
「そうそう!確認ね。今日は覚えててくれたね。」
「はい!」
瀬口先生の笑顔にキュンってなる。
「じゃあ、まずは一周して、早速S字・クランク行きましょか。」
「はい!」
ゆっくりだけど、私は動き出すまでの操作を行う。
一つ一つに「よし、よし。」とか、「オッケー、オッケー。」って言ってくれることまでもがすごく嬉しい。安心する。
見てもらえてる、って感じがして。
「S字、2番行きましょう!」
「はい。2番行くの初めてです。」
「お、まじですか。」
「はい。昨日乗ったとき、みんな2番行くから、私はずっと1番でした。笑」
「じゃあ、いい練習かな?」
ゆーっくり、ゆーっくり。
「うん、うん。」
「これくらいのスピードでも大丈夫ですか?」
「うん、大丈夫!検定のときもこれくらいでいけるし。」
「はい、わかりました。」
瀬口先生なら何でも聞きやすい。
と言うか、もしかしたら、少しでも話していたい、って気持ちがあるのかもしれない。
「おお、クランク上手いじゃん!じゃあ、坂道発進ね!」
「はい。」
信号で止まる。
「坂道発進の順番?がわかんないです。」
「ああ、じゃあもう一回確認しましょう。取りあえず、1番行ってもらって、坂の途中で止まろっか。」
「はい!」
「はい!」
運転席に乗り込む前に…
車の前と後ろの確認。
いつも瀬口先生に言われること。
「そうそう!確認ね。今日は覚えててくれたね。」
「はい!」
瀬口先生の笑顔にキュンってなる。
「じゃあ、まずは一周して、早速S字・クランク行きましょか。」
「はい!」
ゆっくりだけど、私は動き出すまでの操作を行う。
一つ一つに「よし、よし。」とか、「オッケー、オッケー。」って言ってくれることまでもがすごく嬉しい。安心する。
見てもらえてる、って感じがして。
「S字、2番行きましょう!」
「はい。2番行くの初めてです。」
「お、まじですか。」
「はい。昨日乗ったとき、みんな2番行くから、私はずっと1番でした。笑」
「じゃあ、いい練習かな?」
ゆーっくり、ゆーっくり。
「うん、うん。」
「これくらいのスピードでも大丈夫ですか?」
「うん、大丈夫!検定のときもこれくらいでいけるし。」
「はい、わかりました。」
瀬口先生なら何でも聞きやすい。
と言うか、もしかしたら、少しでも話していたい、って気持ちがあるのかもしれない。
「おお、クランク上手いじゃん!じゃあ、坂道発進ね!」
「はい。」
信号で止まる。
「坂道発進の順番?がわかんないです。」
「ああ、じゃあもう一回確認しましょう。取りあえず、1番行ってもらって、坂の途中で止まろっか。」
「はい!」