車内恋愛。
私はしばらく学科を優先して受けようと思い、技能を進めるのを止めた。
卒業研究のために色々と準備が忙しくなり、なかなか時間を取って教習所へ行けなくなってきた。
今日は応急救護の講習。
3時間連続受講となる。
「今日は応急ですね。時間までロビーでお待ち下さいね。」
「はい!」
時間まで10分ほどあるから私はスマホをいじっていた。
どこかで、先生に会えないかな。
話す機会がない今、先生の姿を一目見れるだけでも良いと思うようになった。
今日は応急救護。だからあの扉からどの教官が出て来たとしても構わない。
私には関係ない。
だけど、ロビーで座って待っていると、私の元に今日の担当教官が呼びに来るんじゃないか、って変にドキドキしてしまう。
ドアがパタンと開いて、誰か出て来た。
ーあっ…。
瀬口先生!
しかし、すぐに部屋へと戻っていった。
目が合ったような、合わなかったような。
「今日は無しですか。」
「そうだな。」
「了解です。」
フと見ると、キャンセル待ちのところに立っていた教官と瀬口先生が話していた。
ー先生。
「応急の受講者の方〜、集合して下さい。」
あ、行かなきゃ。
私を含め、6人。
教室へと移動した。
教室はガラス張りだから、所内のコースがよく見える。
先生が来てるってことは、担当するのかな。って、そうだよね。
応急は一時間目が座学。
二、三時間目が実践。
二時間目となり、先生の話を聞きつつも、コースが気になる。
初めの頃の着地点に教習車が止まってる。
ーあ!
車の前と後ろを確認する教官。
あの確認の仕方は…。
ー瀬口先生だ。
先生の癖というか、歩き方?
でわかっちゃうんだよね。
先生と話したいよ…。
卒業研究のために色々と準備が忙しくなり、なかなか時間を取って教習所へ行けなくなってきた。
今日は応急救護の講習。
3時間連続受講となる。
「今日は応急ですね。時間までロビーでお待ち下さいね。」
「はい!」
時間まで10分ほどあるから私はスマホをいじっていた。
どこかで、先生に会えないかな。
話す機会がない今、先生の姿を一目見れるだけでも良いと思うようになった。
今日は応急救護。だからあの扉からどの教官が出て来たとしても構わない。
私には関係ない。
だけど、ロビーで座って待っていると、私の元に今日の担当教官が呼びに来るんじゃないか、って変にドキドキしてしまう。
ドアがパタンと開いて、誰か出て来た。
ーあっ…。
瀬口先生!
しかし、すぐに部屋へと戻っていった。
目が合ったような、合わなかったような。
「今日は無しですか。」
「そうだな。」
「了解です。」
フと見ると、キャンセル待ちのところに立っていた教官と瀬口先生が話していた。
ー先生。
「応急の受講者の方〜、集合して下さい。」
あ、行かなきゃ。
私を含め、6人。
教室へと移動した。
教室はガラス張りだから、所内のコースがよく見える。
先生が来てるってことは、担当するのかな。って、そうだよね。
応急は一時間目が座学。
二、三時間目が実践。
二時間目となり、先生の話を聞きつつも、コースが気になる。
初めの頃の着地点に教習車が止まってる。
ーあ!
車の前と後ろを確認する教官。
あの確認の仕方は…。
ー瀬口先生だ。
先生の癖というか、歩き方?
でわかっちゃうんだよね。
先生と話したいよ…。