レンタルな関係。-続々編-(仮)
「流川も無理しちゃだめだよ?」
「ああ」
「倒れちゃダメだよ?」
「倒れるわけねーだろ、オレが」
「でも前に来た時も麻紀と競り合って、ぐた~っとしちゃったじゃん」
心配して言ったつもりなのに、
「ほえっ」
なぜか鼻先をむぎゅっとつままれた。
「あれはなぁ、つぶれたんじゃねーよ」
「ふぇ?」
「オレが完全に酔っぱらうわけねーだろ」
「でも、布団の上で、くりゅしそうにしてたじゃん」
「お前のことからかったんだよ」
「からきゃった?」
「その状態で水を催促したら、お前がどうするか」
「?」
首をかしげると、今度は両手でほっぺを包み込むようにはさまれて。
「? なに?」
耳も覆われてるからよく聞こえない。