紫季と惺
作戦
 私、紫季は、今、惺っていう人が、よく来るっていう、喫茶店にいる。









「あいつ、ここの喫茶店に、よくくるから、紫季ちゃんは、そこで、偶然を装ってあいつに会うの。」










 もちろん、森山はここには、来てない。


 私は、惺っていう人がいつ来るか、見張りながら、1人寂しく紅茶を飲んでた。







 ちりーん



 ‘来た。来た。写真より、イケてるじゃん’


 
 私は、森山から借りた、いや、もらった写真を手に、そう思った。







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