強くなりたい。

教室に入る。
しえる「相田しえるです。東京都の南青中学校からきました☆早く学校にも慣れたいです☆よろしくおねがいします!」

精一杯、感じのいいぶりっこ。

皆「うぉぉー!!!!かわいーっ!!!!!!♡♡」

当然よ。
あたしは美少女だもん。
まえの学校でだって、モテモテだったし。

そんなこと言うわけないけどね。
浮くから。

加藤「加藤さんの席はええと神田さんの隣…あそこよ。」
先生が示した席に着く。

隣は大人しそうで栗色で内巻きになっている髪の毛の女の子。
顔は見えない…。

しえる「神田さんていうんだ!よろしくね!私は相田しえるです!神田さんの下の名前は?」

女の子にも男のコにも気に入られる方法だってわたしはしっている。

神田「…わ、たしは…神田、え、エレ、ナ…」

しえる「エレナっていうんだ!エレナちゃんって呼んでもいいかな?」

エレナ「……え、えっと…は、はい……」

なんかキョドってる?

私はエレナちゃんの顔を覗き込んだ。


……うっわ!!!
び、び、美少女……!

私と同じくらい……!?
いや、そんなはずは……。
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