たいせつな君へ (free!)
From 七瀬遥
後からまこから聞いたら、俺は風呂の中で気を失っていたらしい。なんで、そうなったかは分からないが、風呂に入っているときに何か考えごとをしていたような気がする....うー、あぁ、まこの小さい頃とか色々思い出していたからか。まぁ、そんなこんなで気を失ってから五分くらい目を覚まさなくてその間ずっとまこは俺の名前を呼び続けていたらしい。確かにまこの声はしたし、あの真っ暗闇な世界は現実じゃなくて気を失っていたから見た景色だというのも納得できた。目を覚ましてからパニクっていたまこに大丈夫だといって落ち着かせ、まず鯖を焼いて朝ごはんを食べた。ご飯を食べている時も、まこは病院に行ったほうがいいとずっとそういってきかなかったので今は病院で診察を待っている。なんだかここ最近は、まこの事を思い出すとしばらく周りが見えなくなることが続いている。授業中とか、ご飯の時とか、ふと考えると過去の思い出が溢れるように流れ出る。そして、ぼーっとしたまま一時間、二時間経っていることがある。なぜだろうか、そんなことを考えながら待っているとやっと自分にまわってきたようだ。診察室に入ると柔軟剤がふわっと香り、病院の窓から心地よい風が流れる。俺は朝のことを説明し周りが見えなくなるとこも告げた。
後からまこから聞いたら、俺は風呂の中で気を失っていたらしい。なんで、そうなったかは分からないが、風呂に入っているときに何か考えごとをしていたような気がする....うー、あぁ、まこの小さい頃とか色々思い出していたからか。まぁ、そんなこんなで気を失ってから五分くらい目を覚まさなくてその間ずっとまこは俺の名前を呼び続けていたらしい。確かにまこの声はしたし、あの真っ暗闇な世界は現実じゃなくて気を失っていたから見た景色だというのも納得できた。目を覚ましてからパニクっていたまこに大丈夫だといって落ち着かせ、まず鯖を焼いて朝ごはんを食べた。ご飯を食べている時も、まこは病院に行ったほうがいいとずっとそういってきかなかったので今は病院で診察を待っている。なんだかここ最近は、まこの事を思い出すとしばらく周りが見えなくなることが続いている。授業中とか、ご飯の時とか、ふと考えると過去の思い出が溢れるように流れ出る。そして、ぼーっとしたまま一時間、二時間経っていることがある。なぜだろうか、そんなことを考えながら待っているとやっと自分にまわってきたようだ。診察室に入ると柔軟剤がふわっと香り、病院の窓から心地よい風が流れる。俺は朝のことを説明し周りが見えなくなるとこも告げた。