彼のヒーローヴォイス
「あの…」
立川くんお隣にいたマナカさんが、私の方へ近づいてきた。
「私と少し話せますか?」
え…?
マナカさんの優しい眼差しに私は頷き
2人で、
共同ルームの隣の事務室へ入って行った
マナカさんは、立川くんとの出会いから話だし、人気のある相手を支えるのはとても大変だけど、
たくさんの人がいる中で出会った奇跡だから、なにがあっても
マナカさんは、立川くんを支えていく…。
そして、相手を思いやるのはとても良いことだけど
自分の気持ちは、相手に伝えないとダメだと…。
それが、相手にとっても絶対に嬉しいことだから。
マナカさんの言葉に私は、心の中のがんじがらめになっていたものが溶けたような感じがした。
もう、自分の気持ちに正直に素直に、純一にぶつかろう…。
それがだめでも、後悔はしない。
そう、決めた。