ナルシスト彼氏。
髪をサラサラになびかせながら、




少女漫画でしか見たことの無い、王子様スマイルで須臣君が微笑んでいた。





「え゛ぇっ?!」





何なのっ・・・こいつ。






不意打ちにそのスマイルは反則だよっ///



さっきまで怒っていたハズなのに・・・




なぜか急に心臓が高鳴りだす。



不覚にもあたしはコイツに2度もときめいてしまった。





『ね・・・みゆちゃん、お願い。学校案内してくれない?』



相変わらずの王子様スマイルであたしに話しかける須臣君。




なぜ・・・あたしに頼む?!





「何で・・・あたしが?」



ちょっと目線を外しながら問うと、



『俺に興味示さない女の子が珍しかったから。』



という馬鹿げた答えが返ってきた。



っは?



あたしが物珍しかったワケ?!


さっきまでのときめきはどこかえ消えた。



・・・・・。



怒りがカムバック!!
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