ナルシスト彼氏。
「悪かったね、興味示さなくて。」



あたしは嫌味たっぷりに言った。




ここまで言うとスッキリする~



これでヤツもちょっとはこたえるだろ♪




『うん。』




・・・あ?



あたしは口をあんぐりと開けた。




うんって言った?




今、コイツうんって言ったよね?





「・・・・・。」





一時停止していた思考が動き出す。






やっと見つかった。





コイツ、須臣 蓮にピッタリの言葉が。





「このっ、ナルシストぉぉぉぉー!!」





静かな廊下にあたしの叫び声がこだました。
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