ナルシスト彼氏。
あたしがそう答えたと同時に不思議ちゃんの顔がパァーっとみるみるうちに明るくなっていく。




ほんと、何なの?!



『あたし、先輩と友達になりたいですッ!!』







・・・・・ん?



普通・・・こんな状況で友達になろうとか言う?!



てか先輩と友達って・・・





さすが不思議ちゃん・・・だよね。





「ちょっと意味が・・・」



とあたしは遠慮がちに言ってみる。




なんか朝から大変な子に捕まっちゃったよ~






『あたし、クラスに仲いい友達とか居なくてッ・・・、ココで先輩と出会えたのも運命だとおもうんです!!』



とちょっと悲しそうな表情の不思議ちゃん。





運命とかイマドキ使うのっ?




じゃなくて・・・友達いないの?!


こんなに明るそうな子・・・たくさん友達が居そうなイメージなのに・・・。




< 34 / 54 >

この作品をシェア

pagetop