ナルシスト彼氏。
だいたい普通、校門でたまたま会った先輩に友達になりたい宣言するか?!



ちょっと変わってるってゆーか。




不思議ってゆーか。





まさかそのせいで友達が出来ないとか・・・。



と一人で勝手に妄想をしてるうちに不思議ちゃんが段々かわいそうに思えてきた。




この子に友達ができるまで・・・なら・・・。




「えと、あなたが大変じゃなければ・・・友達・・・」




『ありがとうございまーす!!』




ピューン=3






ちょっと、おいおい!!


人の話の途中だろーが!!



なんと不思議ちゃんはあたしが喋っている途中に学校までダッシュして行った。




まさかの言い逃げ・・・。





あたし、“あなたに友達ができるまで”ていう最も重要な条件をまだ言ってないんですけど・・・。





キーンコーンカーンコーン



まさかの状況に一人唖然としていると、校舎の方からチャイムの音が聞こえてきた。



えぇ?!


遅刻とかそんなのアリーーーーー?!
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