COLORFUL
第2章

すきの気持ち

梅雨も終わり、ようやく夏本番という感じ。


制服も完全に夏服になり、みんな少し違う印象だ。

あたしは相変わらず、龍馬くんに見とれていた。


「さーわっ!さっきからにやにやしてるぞ!!」

そういって、奈美はあたしのほっぺたをつねった。

「いはいー…」


だって夏服の龍馬くん、すごいかっこいいの!
涼しげなYシャツがすごく似合ってて…

にこにこ笑うその笑顔が、まぶしかった。



ずっと見ていると視線に気付いたのか、あたしのほうを見て笑ってくれた。




どきゅーん




龍馬くん…まぶしすぎます。



奈美が
「やったねーっ」
って言ってる。




そんなさりげない笑顔が、あたしをドキドキさせてるの…
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