COLORFUL
午前の授業が終わって、お昼の時間。


「あーつーいー…」

「紗和、その顔やばい…」
「だってぇ…」

「あっ!佐原くん!!」

「えっっ!どこっ!?」


あたしは暑いなんてどこかに飛んでいってしまうような勢いでとび起きた。



「うそだよー。全く…佐原くんの事になるといつもこうなんだから。」

「うそ!…奈美のばかぁ」

もう…ほんとにあせった。
まあ、確かに龍馬くんの事になるとこうなっちゃうのは確かだけど…




はー…
と、外を見つめていた。




……!!



「あっ!龍馬くん!!」
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