COLORFUL
「紗和おはよう♪」

振り向くと、奈美と優くんがいた。


「朝からラブラブですねー」

「山口だってラブラブだったじゃん?」

そういって優くんは奈美と顔を見合わせて笑う。


「ラブラブ?」

「じゃあなー」


は、はぐらかされた…



「ちょっと奈美ー、何がー?」

「紗和、さっき佐原くんと話してたでしょー?すごい仲良さそうだったよ♪」

奈美はにやっと笑う。


そしてあたしはさっきの事を話した。



「えー!まじ!!すごいじゃんっ♪これは脈ありだなぁ^^」

「は…なんで?」

「だってー…普通なんとも思ってない子にそんな事しないよー?しかも昨日の事だってあるし…♪」

「そうかなぁ?」


あたしは正直疑ってた。
龍馬くんは優しいから、誰にでもするんじゃないかって……


でも…あたしそんな事されたら期待するよ……。

きっと、あの写メはずっと保存したままだよ。



ずっと忘れない、大事な思い出になるんだよ…。
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