COLORFUL
朝の学校。





昨日はあんなに幸せだった朝も、今では涙が溢れてくる。

「紗和、おーはーよ♪」

「奈…美、おはよう。」

「え…ちょ…っ、紗和どうしたの!?」


泣いてて声にならない。
泣くのをこらえても、こらえきれない…




急に奈美があたしの腕をつかんだ。

「行くよ。」



走ってついた場所は、屋上。



「紗和…どうした?」

奈美の優しい声。
< 70 / 98 >

この作品をシェア

pagetop