COLORFUL
「やったじゃん!」



体育祭の練習のあと、奈美と屋上で話しているときだった。

昨日のことを話していた。

「うん…」

「これで近づけるかもよ?」

「うん…」

「告るのはそこしかなくない!?」

「うん…って、はいぃ!?」



ぼーっとしていたら、余計な返事をしてしまった。


「今…うんって言ったね!?絶対告れよー?」

「う…ちがっ!しないもん///」

「あはは!紗和かわいー!照れちゃってー」


奈美 楽しんでる…


「でも、さ…」

急に奈美が真剣な顔になった。

「このままでいるわけじゃないでしょ?紗和だって勇気出さなきゃ友達のまんまだよ?」

「う…ん」

「あたし…紗和にがんばってほしいんだ。」
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