暴虐シンデレラ
そんなこと考えてたら、急に入口付近が騒がしくなった。
なにやら黄色い歓声が聞こえる。
「「キャアァァァァ」」
煩い。
飯が不味くなる。
いや、ヒロさんのオムライスは美味しいけど。
不快だ。
ヒロさんが私の眉間を指で差して言った。
ヒ「皺がよってるよ。綺麗な顔が台無しだ」
『だって…』
不快なものは不快だ。
落ち着いてご飯も食べられないなんて。
ヒ「まぁまぁ、そんな顔しないの。
いつもこんな感じなんだ」
そういうヒロさんもなんか疲れた顔をしてる。