暴虐シンデレラ
『迷惑じゃないの?』
ヒ「オーナーはモテるから…、」
しょうがないと言うような表情のヒロさん。
あの空気にはついていけないよね。
ヒロさんがちょっと不憫だった。
そのオーナーとやらを見てやろうと、
入口の方に目を向けると
めちゃくちゃイケメンな人がいた。
上手く気崩したスーツに細い鎖のネックレス。
短めの金髪で耳元にはルビーのピアス。
左腕に着けた金の腕時計はそのゴツさを感じさせない。
何より、引き締まった体と整った顔立ちが特徴的だった。