Dream☆G~私の仕事はメイドさん!~
――――午後7時
閉店の時間。
「お疲れ様~」
そう言いながら、みな部屋から出て行く。
「あれ?まお、何してるの?」
まおは、隣の部屋につながってるドアに、顔をぴったりくっつけていた。
多分、ドアの隙間から中を見てるんだろう。
「まお~、誰かいるの?」
「多分、新人の子です。店長と面接中なんで。」
「ホントに!?」
思わず大声を出してしまった。
「あみさん、声大きい!!」
「ゴメンッ。私もどんな子かみたいー。」
私はそう言って、ドアに顔をくっつける。
「・・・・・」
ドアの向こうにいたのは、とっても美人な人。
「ねぇ、まお。」
「はい?」
「こんなに綺麗な人が入ってきたら、逆に忙しくなるかもよ。」
まおはニカッと笑って、
「じゃ、お疲れでした~」
と言って立ち去った。