幸せにしてあげたい
加奈と一緒に帰るのも多分これが最後。
今まで毎日バカみたいな話をしながら帰った通学路を歩くのもこれが最後。
最後まで笑顔でこの道を帰れた。
家の前まではあっという間だった。
「美穂バイバイ!お見舞いまた行くからね♪」
「絶対来てよ!バイバイ!」
そう言って家に入る。
「ただいま。」
「おかえり。早く病院行っちゃいなさい。」
お母さんに言われて部屋で病院に行く準備をする。
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