幸せにしてあげたい
どれくらいの時間がたっただろうか...
やなに私の気持ちを全部言ったら幾分か気持ちが楽になった。
それに、頭の痛みもどこかへ消えてしまっていた。
「ごめんね。いろいろ言っちゃって...」
「いいんだよ。美穂は俺の彼女だから何言ったって。」
「うん..そうだよね。ありがとう!」
私、今久しぶりに笑った気がする。
「美穂、帰ろうか?」
「うん。帰ろう!」
やなから差し出された手に私の手をつなぐ。
幸せをとっても感じる。
本当にやなのことを好きになってよかった。
きっと一人だったら病気に耐えられなかったと思う。
やながいてくれたから、きっと今笑うことができるんだ。
やな、大好きだよ...