幸せにしてあげたい
案の定、昨日のことを全部言わされて、徹底的に冷やかされた。
加奈にデートのこと言わなきゃよかった。
でも、デートできることが嬉しくて言わずにはいられなかった。
それからは、バレーボール部のことに話が移る。
加奈との話は面白い話ばっかり。
ゴロゴロッ
ものすごい大きい音が鳴り響いた。
きゃー
それと同じ大きさぐらいの悲鳴を二人してあげてしまった。
雷がなったみたい。
びっくりしただけで雷が怖いわけじゃないよ!
加奈はちがうけど...
私は怖くないけど、加奈は雷が大っ嫌い。
「加奈...大丈夫だよ...病院だから。」
「そう?....きゃっ....」
また雷が鳴っちゃった。