幸せにしてあげたい




「それだけか?って聞いてんだよ!」


俺は珍しく、大声を出して聞き返した。



「う、うん...」
                            
何怯えてんだよ。梨々香のこと怯えさせてたくせに...

絶対許さない...


「お前ら、今日から絶対に梨々香に手出すな。」
                                
「は!?」             


「手出すなって言ってんの。手出したら俺が許さない。」


大声でそう言うと、女子達は逃げようとした。





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